2.15.2014

PS4とXBOX Oneの戦略的違い


PS4の北米発売時とほぼ同時にMicrosoftが開発した最新型ゲーム機XBOX Oneも発売された。2013年、アメリカで毎年開催されるE3(Electronic Entertainment Expo)という展示会で両ゲーム機が展示されて話題になりました。海外のメディアのニュースではConsole war(直訳すると「家庭用ゲーム機戦争」)の次ラウンドスタートとか、次世代のゲーム機のバットルの始まりとか両ゲーム機がよく比較される。最先端技術が各メーカの仕様で沢山組み合わせた上、用途も同じなので比較されるのも当然だが。展示会に関する情報を調べてみるとSonyが強調した以下の2点がPS4とXBOX Oneの勝敗を分ける大きな要因になるかと勝手ながら解釈しました。
その2点とは:

Used games policy (中古ゲームポリシ)

PS4は、中古ゲームの販売と共有に対する制限がないということです。棚にしまっていた古いゲームを自由に中古ゲームを扱う店に売ったり、気に入ったゲームを中古で手に入れたり、また友達とゲームを交換したり出来る。今までのゲーム機の概念そのままですね。これに対してXBOX Oneの場合は、WindowsやOfficeソフトと同じくライセンス制で中古ゲームの販売と共用に制限がかけられたいるようです。ユーザ観点で言えば、ここの差が大きいですね。何しろ自由度が減ると不便につながりますからね。

Internet authentication (インターネット経由オンライン承認)

簡単に言えば、PS4は完全Offline状態(インターネットに接続していない状態)でも使用可能ということです。ゲームのディスクを持ってきて挿入して、スタートしてゲームがやれる。これに対してXBOX Oneの場合は、24時間毎にインターネット経由でユーザ承認チェックが必要で、そのチェックが成功に終わらなければOffline状態でゲームが出来ないことになっているようだ。ということは常にインターネットに接続している状態が必須ということですね。これは大分不便な感じがしますね。DVD、Blue-rayの再生はチェック対象外のようだ。

上記の2点で判断すれば、PS4の方が維持し易いのでユーザに優しいとも言えるね。去年末に発表された正式販売台数(PS4が420万台、XBOX Oneは300万台)をみればPS4が上回っている感じですね。ただ、PS4もXBOX Oneもユーザから寄せられる意見フィードバックでどんどん改善していくから今後の戦略も楽しみだ。


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